ハードアスペクトとマレフィック

アスペクトには吉角(イージー/ソフトアスペクト)、凶角(ハードアスペクト)があります。前者は天体や感受点同士の角度が60度、120度、後者は90度、180度。0度は…ソフトにもハードにもなる。

アスペクトの角度より有無

日本語では吉凶と言ってしまうのですが、ネイタルチャートの場合、どれも0度と同じく、根本的に吉も凶もないんじゃないかなと感じています。60度であろうが、90度であろうが、リンクしているというのが大事で、リンクしていれば相互作用がある。

そのリンクの仕方が、すんなりと相乗効果が得られやすいのか、ガツンとインパクトを持って効果が得られるのか、という違いだと思います。もしくは意識せずとも相乗効果が得られるか、ちょっと意識しておかないと効果が得られにくいのか。

というのも、ハードの場合はハードというからにはちょっとばかり葛藤があるのです。

例えば、牡羊座の太陽に90度で山羊座の土星があったら…猛ダッシュしたい牡羊座が主体なんだけど、そこに慎重派の山羊座の土星がいちいち「待った」をかけてくる。マジでいちいちですよ90度は。毎回出鼻をくじかれる牡羊座の太陽…なので、本人としてはうまく動けないストレス(葛藤)を感じてしまう。
ですが、そのように即断実行!という素晴らしい能力に、一呼吸おいて間違いのないほうに動くという能力が備われば鬼に金棒です。

この葛藤を使いこなせるようになると、このハードアスペクトを克服したことになり、レベルアップするという仕組み。なので、決してそのジャンルの能力が欠如しているとか、災いをもたらすとかではないんです。

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